「旅館 心乃間間」と名乗ってはおりますが、
心乃間間はいわゆる「旅館」ではありません。
完全な和の建物ではなく、
空間も日本的ではありません。
食事は和食ではなくイタリアンです。
チェックイン後、お客様には自由に寛いでいただき、
こちらから至れり尽くせりのサービスは致しておりません。
普通の旅館では出来るような事が、
心乃間間では出来ない事もあります。
それでも、心乃間間という空間に響き、
何度もお越しいただいているお客様が多くいらっしゃる事には、
感謝の気持ちでいっぱいです。
そもそも「旅館」の定義とは?
旅館業法という日本の法律では、
<旅館営業とは「和式の構造及び設備を主とする施設を設けてする営業である」>とあります。
「和式」という言葉を聞くと、どうしても「日本式」という意味で捉えてしまいがちですが、
私達はこの「和」という言葉を「人と人との関係」と解釈します。
宿の人間とお客様との関係。
どちらが上とか下とか、そういう関係にはなりたくありません。
お互いに想いがあり、気持ちよい時間を過ごすことができる関係。
それこそが「和」の魅力・良さであると考えます。
もう一度言いますが、心乃間間はいわゆる「旅館」ではありません。
それでも屋号に「旅館」を付けた意味とは。
すべては私達のルーツに戻ります。
「旅館」という型には囚われずに「和のココロ」を繋いでいく。
旅館に生まれ、それを継承していく使命。
そんなことを真剣に考えるようになったのは、実はごく最近のことです。
The following two tabs change content below.
旅館 心乃間間 館主 藤江甚午
館主 : 旅館 心乃間間
熊本駅前にて大正13年から続く「藤江旅館」の5代目。
2008年には九州新幹線開通に伴う道路拡張工事の影響で、熊本駅前での営業を一時休業。
約5年かけて、阿蘇山を一望できる新天地<南阿蘇久木野>にて温泉旅館「心乃間間~konomama~」をオープン。
趣味は旅行、グルメ、アニメ、漫画、バイク(2008FXDL)でソロツー。
好きな食べ物はラーメン、鶏刺し、ホルモン系。
最新記事 by 旅館 心乃間間 館主 藤江甚午 (全て見る)
- 上天草市×南阿蘇村の宿泊キャンペーンのお知らせ - 2024年10月15日
- 人吉温泉 石野乃湯 ICHIFUJI RYOKAN - 2024年10月12日
- 台風10号の接近に伴うキャンセルについて - 2024年8月27日